1972年7月21日から1986年11月14日まで、日本テレビで放送された。全718回。
新宿の七曲署を舞台に、刑事たちが活躍する。登場する刑事の人間模様や生活感を前面に押し出した事で、日本の刑事ドラマシリーズに残る名作ドラマになった。
それまでの刑事ドラマはどちらかと言えば事件中心のドラマであり、刑事たちの人間模様を前面に押し出した刑事ドラマはこれが始めてであった。また、デカ、ホシ、サツなどといった警察隠語を広めたのは、この番組である。
殉職者が相次ぐ設定になったのは、マカロニ刑事こと、早見の成長物語にする予定だったが、演じるていた萩原健一氏に降板を申し出られ苦肉の策で考え出したのが殉職のプロットだった事に端を発するらしい。
のちに、刑事たちが殉職ではなく、退職になったのは「殉職ばかりだと刑事と言う仕事が危険なものと思われ、警察官のなり手がいなくなる」と言う投稿を反映したものだといわれている。
日本の刑事ドラマ史に残る名ドラマ
太陽にほえろ
===スタッフ===
*脚本：小川英、長野洋、永原秀一、田波靖男、鴨井達比古、市川森一、鎌田敏夫、杉村のぼる、桃井章、中村勝行、畑嶺明、塩田千種、、尾西兼一、古内一成、奥村俊雄、大川俊道、金子裕、蔵元三四郎、大山のぶ代
**音楽 [大野克夫]
太陽にほえろ
====七曲署刑事====
*藤堂俊介（ボス階級・警部説と警部補説あり不明。[石原裕次郎]（故人）（1話〜458話、489話〜699話）
*山村精一（山さん/警部）：[[露口茂]]（1話〜691話）
*石塚誠（ゴリさん/[巡査]→不明）[竜雷太]（1話〜525話）不明。
*野崎太郎（長さん/巡査部長）：[下川辰平]（故人）（1話〜520話、562話、665話、PART2全12話）
*島公之（殿下/巡査）：[小野寺昭]（1話〜414話）
*早見淳（マカロニ/巡査）：[萩原健一]（1話〜52話）
*内田伸子（シンコ/巡査）：[高橋惠子|関根恵子]（1話〜111話）
*柴田純（ジーパン/巡査）：[松田優作]（故人）（53話〜111話）
*三上順（テキサス/巡査）：[勝野洋]（112話〜216話）
*田口良（ボン/巡査）：[宮内淳]（168話〜363話）
*滝隆一（スコッチ/巡査）：[沖雅也]（故人）（217話〜244話、274話、300話、399話、400話〜455話、460話〜476話、491話〜493話）巡査説が最有力。
*岩城創（ロッキー/巡査）：[木之元亮]（256話〜519話）
*五代潤（スニーカー/巡査）：[山下真司]]（364話〜476話）
*西條昭（ドック/巡査）：[神田正輝]（415話〜718話、PART2全12話）
*竹本淳二（ラガー/巡査）：[渡辺徹]（476話〜658話）
*原昌之（ジプシー/巡査）：[三田村邦彦]（494話〜545話、593話）
*春日部一（ボギー/巡査）：[世良公則]（521話〜597話）
*井川利三（トシさん/巡査部長）：[地井武男]（526話〜718話、PART2全12話）
*岩城令子（マミー/巡査）：[長谷直美] 546話〜718話、PART2全12話）
*澤村誠（ブルース/巡査）：[又野誠治]（故人）（562話〜718話、PART2全12話）
*水木悠（マイコン/巡査）：[石原良純]（618話、623話〜718話、PART2全12話）
*島津公一（デューク/巡査）：[金田賢一]（660話〜715話）
*橘兵庫（警部/警部）：[渡哲也]（706話〜718話）
*太宰準（DJ/巡査）：[西山浩司（706話〜718話、PART2全12話）
*篁朝子（係長）：[奈良岡朋子]（PART2全12話）
太陽にほえろ他の出演者====
*内田宗吉（おやっさん）：ハナ肇 伸子の父、元刑事
*西山署長：平田昭彦 階級ー警視、藤堂の同期生
*
===殉職刑事たちの死因とその他の刑事たちのその後===
*マカロニ：刺殺
**捜査と関係なく、暴漢に刺殺される。
*ジーパン：射殺
**死の直前の自分の出血を見て、絶叫するシーンは有名。このシーンはすべて松田優作のアドリブ
*テキサス：射殺
*ボン：射殺
**宮内の希望で女性の為に殉職と言う形になる。ボンの敵を討つという形で登場したのがスニーカーである
*殿下：交通事故死
**小野寺昭の「あっさりした死に方をしたい」と言う希望と、ファンからの「死んでゆく姿を見たくない」と言う要望の両方を考慮し、交通事故死と言う形となった。
*スコッチ：病死
**血を口から吐いて亡くなるシーンは外国映画から案を出したとの事らしい。
**その時はノイローゼになり、とてもテレビ出演できるような状態ではなかったらしい。
*ロッキー：射殺
**プライベートでロッキー山脈を訪れていた最中に日本からの犯罪者を追うことになった結果、外国で殉職という異色の存在。長さんの最後の捜査とあわせ、２回連続のカナダロケであった。
*ゴリさん：射殺
**番組開始から主演級の活躍をした竜に敬意を表し、番組初の１時間半スペシャルで放映。宮崎など地方では通常の一時間枠で放送された。関東以外の再放送でも短縮版が放送されたが、ビデオ化されていない。
**覚醒剤中毒患者に撃たれ殉職。
**ボスに看取られて殉職したのはゴリさんのみであった
*ボギー：刺殺
**刺された瞬間に、胸にさした白いバラが真っ赤に染まっていくという渋い演出。
**[[あぶない刑事]]で吉井刑事（パパ）役を演じる山西道広が、刺殺した犯人グループの役の一人だった。
*ラガー：射殺
**この回でバスジャック犯役を演じたのが[[布施博]]である。但しマスクをしていたので顔はほとんど映らなかった。
**渡辺の太りすぎで、倒れた瞬間にズボンが破れてしまったというエピソードも。
*山さん：射殺
**山さんの殉職後、ボスもすぐに不在になる。この時点で番組終了を感じさせた。
==生存した刑事たちのその後==
*ボス
病気により不在であったがブルースの危機で復帰。事件を解決した。その後、警視庁に栄転、会話から、既に故人である事が判明。
*長さん
ロッキー殉職を期に警察学校の教官に、「一人でもロッキーの様な刑事を育てたい」という
意思による決意であった。その後ブルースを七曲署に推薦、562話、665話でゲスト出演。
*シンコ
婚約者ジーパンの殉職により退職。
*スニーカー
妹の意思をついで海の牧場を開く為退職、沖縄へ帰郷。。
*ジプシー
西多摩署に栄転。
*デューク
海外研修に。
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