大正テレビ寄席


大正テレビ寄席 1962年12月1日から1978年6月25日まで大正製薬一社提供の演芸番組。

放送開始から1964年4月まで、水曜日の12:00-12:30までの30分番組
1964年5月3日放送分から日曜日の12:00-12:45までの45分番組となった。
司会は牧伸二で、主に上方漫才、演芸と会場参加のオークションがある。

番組内容

ウクレレ漫談で、お馴染みの牧伸二が司会を勤めた。新しいタイプのお笑い芸人を多く輩出。
獅子てんや・瀬戸わんや 青空球児・好児
Wけんじ(東けんじ・宮城けんじ) コロムビアトップ・コロムビアライト
内海桂子・内海好江  コント55号(坂上二郎・萩本欽一) てんぷくトリオ(三波伸介・伊東四朗・戸塚睦夫)
トリオ・ザ・スカイライン(東八郎・原田健二・小島三児)
漫画トリオ(横山ノック・上岡龍太郎・青芝フック) チャンバラトリオ(南方英二・山根伸介ほか)
ドンキーカルテット(小野ヤスシほか) 殿さまキングス玉川カルテット
ぴんからトリオ(宮史郎ほか・後に歌手転向) 小島宏之とダイナ・ブラザーズ
ミュージカルボーイズ 人見明とスイングボーイズ 東京ぼん太(漫談)
トニー谷(ボードビリアン) 堺すすむ(漫談・現在はギター漫談) 南州太郎(漫談)
坂野比呂志(大道芸) 八代英太(ものまね・現在、国会議員) 桜井長一郎(ものまね)
片岡鶴八(ものまね・片岡鶴太郎の師匠)ゼンジー北京(マジック)

番組の半分くらいは、ゲスト漫才師らのコーナーで、放映15年間の最多出場が、獅子てんや・瀬戸わんやである・・・。

演芸との間に、観客に楽しんでもらうコーナーもあった。 オークション形式のバーゲンセールである。
オークションは牧伸二の「バーゲンだよ〜」のかけ声で始まる。

マキシンのバーゲンセール
番組の中で最も人気のあったコーナー、まず始まりは「バーゲンだよー」との掛け声が響き、牧伸二が、「さぁー、お待たせをいたしました、バーゲンセールのお時間で御座います」と言いながら入ってくる。
牧伸二の服装は、ダボシャツ・ステテコに鉢巻の、寅さんのようなテキ屋スタイルだった。
オークション形式で。 台の上に、赤と青の色の洗面器らしきものがあり、伏せられた洗面器のその中に品物が入っている。但し大きな物は台の下に置いてあった。
品物は、想像以上の値段が付き、競り落とした人は舞台に上がり、競り落とした額を支払い、品物を受け取る。 時には、客は、信じられない値段(割高)で競り落とす。

但し、商品には必ずおまけが付いた。おまけは、競り落とした品物にまつわる物が多く、お目当ては後で貰えるおまけの方。 扇子なら、扇風機。 はたきなら、掃除機。、結果的に、たいてい、客の方が得をする。か、そこそこの物を競り落としたと同じになる。

チャリティーのため、売上金は「あゆみの箱」に寄付された。
このコーナーは後半のアトラクションで、最終回まで続いた。

番組後期のコーナー、会場から参加者を募り(女性限定)の100円均一のつかみ取り大会 やミュージックに合わせ、牧伸二がジャンケンをして、勝った方はそのまま残り、負けたほうは即退場。これをテンポ良く繰り返す。
3人勝ち抜くと商品がもらえるという 勝ち抜きジャンケンもあった。



「日曜のお昼だよ〜大正テレビ寄席の時間が来ました〜。今日も楽しく観てチョウダイ。あぁーんあんあー、やんなっちゃった、あーんあんあー、驚いた!」、牧神二の名調子でウクレレを弾きながら唄う姿が記憶に深い。

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