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刑事コロンボ  Columbo
1968年から2003年までアメリカで製作・放映、

ロスアンゼルス市警・殺人課のコロンボ警部補が主人公のテレビドラマ。

日本放映時にはコロンボ警部に変更された、。
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原作・原案
:ウィリアム・リンク、リチャード・レビンソン


== 作品の特徴 ==
テレビミステリには珍しく、一部の例外を除いて完全犯罪を企む犯人の周到な犯行を視聴者に見せた後、コロンボ警部が、犯人の見落とした僅かな手がかりを元に犯行を突き止める構成となっている。ミステリ小説では'''[[推理小説#推理小説の分類|倒叙物]]'''と呼ばれる形式である。視聴者はあらかじめ犯人を知っているので、視聴者の興味は「犯人と視聴者は一体何を見落としていたのか」「コロンボがどうやって犯人の尻尾をつかむか」に向けられる。

テレビドラマでありながら、暴力や性的描写が(旧作においては)一切無く、ドラマは犯人とコロンボの間の心理的な駆け引きを中心に進められる。又、犯人は医者や弁護士、会社重役など地位や名声のある社会的成功者で知的人物であることが多い。これらエスタブリッシュの世界をかいま見せること、そしてそれらの人々が作り上げた完全犯罪を覆していくことにこの作品の良さがあるといえよう。原案者のウィリアム・リンクとルチャード・レビンソンは、コロンボとのキャラクターの対比を鮮明にするため犯人をエスタブリッシュメントに設定したと思われる。

== コロンボのキャラクター ==
主人公であるコロンボはよれよれのレインコートと安葉巻がトレードマークで、さえない風貌で忘れ物が多く、犯人の前ではわざと愚鈍を装ってへりくだるが、しばしば鋭い質問を投げかけ、犯人の証言や状況証拠の矛盾を突き、心理的な揺さぶりをかける。このことについては最初の作品である『殺人処方箋』においてすでに犯人である精神科医から指摘されている部分であるが、コロンボの服装は『殺人処方箋』では後の作品とは異なる。舞台用に作られた『殺人処方箋』の主役は精神科医であり、刑事コロンボは単なる脇役に過ぎず、この作品がテレビ化された段階でもコロンボの髪はきっちり整髪されており、よれよれのレインコートを着ているわけでもなかった。トレードマークとされている風貌については作品が継続して作られた上でピーター・フォークが作り上げたスタイルである。レインコートと背広はピーター・フォークの私物。

== その他 ==
* 主人公のコロンボ警部を演じた[[ピーター・フォーク]]の当たり役となり、[[エミー賞]](主演男優賞)を[[1972年]]、[[1975年]]、[[1976年]]、[[1990年]]に受賞している。また、シリーズ上、話題に上がるコロンボ夫人はなぜか登場しない。
*日本語版の放送は当初NHKで放送された。その後は[[日本テレビ放送網|日テレ]]・[[金曜ロードショー]]で放映している。
* 日本語版では、旧シリーズにおいて[[小池朝雄]]が、新シリーズでは[[石田太郎]]がフォークの声を吹き替えた

* 日本で一般に「コロンボのテーマ」として知られている曲は、「NBCミステリームービー」のテーマ曲である(作曲は[[ヘンリー・マンシーニ]])。「NBCミステリームービー」は『コロンボ』を含めた4作のTVシリーズを4週間おきに放映した番組。
 
コロンボ


== 主要登場人物 ==
;コロンボ
:ロスアンゼルス市警察殺人課の刑事。階級はオリジナルでは警部補 (lieutenant) だが、日本では警部となっている。イタリア系でイタリア語が話せる。射撃は不得手で、拳銃は持ち歩いていない。泳げない。だが、幼い頃から腕白な育ち方をしていた、車のマフラーにジャガイモを詰め込むなど、いたずらっ子であったと本人は言っている。朝鮮戦争に従軍した経験があるが、前線に出たことはなく炊事場の見張りをしていたらしい。いつもよれよれの背広とレインコートを着ているため、ホームレスと間違われたことがある。火のついていない安葉巻を持ち歩いているが、ライターやマッチはいつも誰かに借りている。メモ魔で、なんでもメモしておくが、メモを書くためのボールペンや鉛筆はよくどこかに置き忘れてくる。好物はチリとブラックコーヒー。結婚しているが、何故だか奥さんは画面に登場したことはない。甥や姪や従兄弟など親族が多数いるらしい。料理研究家も認めるほど料理の才能があり、料理に関する知識も豊富、家ではもっぱら夫人に代わって台所で料理を担当と言う。西部劇、イタリアオペラ、ゴルフ、クラッシック音楽鑑賞、ボウリング、フットボールのテレビ観戦本人が言っているだけなので事実は定かでない。口癖は「あと、もう一つだけ……」と「ウチのかみさんがね」。

;かみさん
:コロンボが捜査中に良く引き合いに出す「かみさん」。画面に登場することはない。一度も無い。夜学に通って会計学を勉強していた。缶詰の景品で海外旅行を当てたことがあるらしい。

;コロンボの親族
:かみさんと同じようにコロンボが良く引き合いにだす大勢の甥や姪などといった親族。コロンボの言動をシリーズを通して見てみると、一度も画面も出てきていないこともあって本当にいるのかどうかわからない。コロンボが「私の甥の写真」と言って、複数の親族らしき人たちと自分が写っている数枚の写真を見せている。ただし、これが本当の親族と撮った写真だということについてはコロンボは言っていない。(かといって嘘だとも言っていない)
だから、これが本当かどうかわからない。


;ドッグ
:コロンボの飼い犬。;

;プジョー
:コロンボの愛車は1959年式プジョー403コンバーチブル。フランス製色は青。ボロい。バックミラーや幌など、不具合が多数ある。
:刑事 コロンボ
== サブタイトル一覧 ==
=== 旧シリーズ(1968年から1978年まで) 45話===

刑事 コロンボ


1. 殺人処方箋 精神科医 ジーン・バリー  

2. 死者の身代金 、弁護士 リー・グラント 

刑事 コロンボ
ファーストシーズン(1971-1972)

3. 構想の死角、ミステリー作家 ジャック・キャシディ 監督:[スティーヴン・スピルバーグ]

4. 指輪の爪あと 探偵社社長 ロバート・カルプ、共演 レイ・ミランド

5. ホリスター将軍のコレクション 退役軍人 エディ・アルバート 監督 ジャック・スマイト共演 スザンヌ・プレシェット

6. 二枚のドガの絵 美術評論家 ロス・マーティン 、共演 キム・ハンター

7. もう一つの鍵 広告代理店女社長 スーザン・クラーク

8. 死の方程式 化学者 ロディ・マクドウォール

9. パイルD-3の壁 建築家パトリック・オニール 監督: ピーター・フォーク

刑事 コロンボ

2 セカンドシーズン(1972-1973)

10. 黒のエチュード 指揮者 ジョン・カサヴェテス

11. 悪の温室 資産家 レイ・ミランド

12. アリバイのダイヤル ゼネラル・マネージャー ロバート・カルプ 監督: ジェレミー・ケイガン

13. ロンドンの傘 俳優夫婦 リチャード・ベイスハート オナー・ブラックマン

14. 偶像のレクイエム 大女優 アン・バクスター 監督: リチャード・クワイン
15. 溶ける糸 心臓外科医 レナード・ニモイ  監督: ハイ・アヴァーバック

16. 断たれた音 チェスプレイヤー ローレンス・ハーヴェイ 監督: エドワード・M・エイブラムス

17. 二つの顔 マーティン・ランドー

刑事 コロンボ
3 サードシーズン(1973-1974)
18. 毒のある花 、化粧品会社女社長 ヴェラ・マイルズ、共演 マーティン・シーン]

19. 別れのワイン ワイン醸造会社経営者 ドナルド・プレザンス

20. 野望の果て 上院議員候補 ジャッキー・クーパー

21. 意識の下の映像  マーケティング会社経営者ロバート・カルプ

22. 第三の終章(Publish or Perish、出版社社長 ジャック・キャシディ

 23. 愛情の計算 シンクタンク所長 ホセ・フェラー

  24. 白鳥の歌 カントリー歌手 ジョニー・キャッシュ


25. 権力の墓穴 警察署署長代理 リチャード・カイリー

刑事 コロンボ
4 フォースシーズン(1974-1975)

26. 自縛の紐 クラブオーナーロバート・コンラッド

27. 逆転の構図 写真家 ディック・ヴァン・ダイク

28. 祝砲の挽歌 陸軍学校校長 パトリック・マクグーハン

29. 歌声の消えた海カーディーラー  ロバート・ヴォーン

30. ビデオテープの証言 電子企業経営者 オスカー・ウェルナー


31. 5時30分の目撃者 精神科医 ジョージ・ハミルトン 監督: ハーヴェイ・ハート
刑事 コロンボ
5 フィフスシーズン(1975-1976)

32. 忘れられたスター 往年の大女優 ジャネット・リー 共演 ジョン・ペイン

33. ハッサン・サラーの反逆 外交官 ヘクター・エリゾンド

34. 仮面の男 国際謀報員 パトリック・マクグーハン  パトリック・マクグーハン、共演レスリー・ニールセン

35. 闘牛士の栄光 元・闘牛士 リカルド・モンタルバン


36. 魔術師の幻想 マジシャン ジャック・キャシディ 監督: ハーヴェイ・ハート

37. さらば提督(Last Salute to the Commodore、造船会社社長([[ロバート・ヴォーン]]) vs コロンボ) 監督: パトリック・マクグーハン
刑事 コロンボ
6 シックスシーズン(1976-1977)


* 39. 黄金のバックル(Old Fashioned Murder、美術館館長([[ジョイス・ヴァン・パタン]]) vs コロンボ) 監督: ロバート・ダグラス
* 40. 殺しの序曲(The Bye-Bye Sky High IQ Murder Case、会計事務所経営者([[セオドア・バイケル]]) vs コロンボ) 監督: [[サム・ワナメイカー]]

7 セブンスシーズン(1977-1978)
* 41. 死者のメッセージ(Try and Catch Me、ミステリー作家([[ルース・ゴードン]]) vs コロンボ) 監督: ジェームズ・フローリー
* 42. 美食の報酬(Murder Under Glass、料理評論家([[ルイ・ジュールダン]]) vs コロンボ) 監督: [[ジョナサン・デミ]]
* 43. 秒読みの殺人(Make Me a Perfect Murder、TV局チーフアシスタント([[トリッシュ・ヴァン・ディヴァー]]) vs コロンボ) 監督: ジェームズ・フローリー
* 44. 攻撃命令(How to Dial a Murder、[[心理学者]]([[ニコール・ウィリアムソン]]) vs コロンボ) 監督: ジェームズ・フローリー
* 45. 策謀の結末(The Conspirators、詩人・IRA活動家([[クライヴ・レヴィル]]) vs コロンボ) 監督: レオ・ペン

=== 新シリーズ(1989年から2003年まで) ===
* 46. 超魔術への招待(Columbo Goes to the Guillotine、超能力者(アンソニー・アンドリュース ) vs コロンボ) 監督:レオ・ペン
* 47. 予期せぬシナリオ(Murder, Smoke and Shadows、SFXスタッフ(フィッシャー・スティーヴンス) vs コロンボ) 監督:ジェームズ・フローリー
* 48. 黒いドレスの娼婦(Sex and the Married Detective、セックス・カウンセラー(リンゼイ・クローズ) vs コロンボ) 監督:ジェームズ・フローリー
* 49. おもちゃの兵隊(Grand deceptions、軍人(ロバート・フォックスワース) vs コロンボ) 監督:サム・ワナメイカー
* 50. 殺意のキャンバス(Murder, a Self-Portrait、画家(パトリック・ボーショー) vs コロンボ) 監督: ジム・フローリー
* 51. だまされたコロンボ(Columbo Cries Wolf、写真家(イアン・ブキャナン、ディードル・ホール) vs コロンボ) 監督: ダリル・デューク
* 52. 完全犯罪の誤算(Agenda for Murder、弁護士(パトリック・マクグーハン) vs コロンボ) 監督: パトリック・マクグーハン
* 53. かみさんよ、安らかに(Rest in Peace, Mrs. Columbo、不動産仲介業者(ヘレン・シェイヴァー) vs コロンボ) 監督: ヴィンセント・マケヴィティ
* 54. 華麗なる罠(Uneasy Lies the Crown、歯科医(ジェームズ・リード) vs コロンボ) 監督:アラン・レヴィ
* 55. マリブビーチ殺人事件(Murder in Malib、俳優(アンドリュー・スティーヴンス) vs コロンボ) 監督:ウォルター・E・グローマン
* 56. 殺人講義(Columbo Goes to College、大学生(スティーヴン・キャフリー、ゲイリー・ハーシュバーガー) vs コロンボ) 監督:E・W・スワックハマー
* 57. 犯罪警報(Caution: Murder Can Be Hazardous to Your Health、TV司会者([[ジョージ・ハミルトン]]) vs コロンボ) 監督:ダリル・デューク
* 58. 影なき殺人者(Columbo and the Murder of a Rock Star、弁護士([[ダブニー・コールマン]]) vs コロンボ) 監督:アラン・J・レヴィ
* 59. 大当たりの死(Death Hits the Jackpot、宝石商([[リップ・トーン]]) vs コロンボ) 監督:ヴィンセント・マケヴィティ
* 60. 初夜に消えた花嫁(No Time to Die、(?) vs コロンボ) 監督:アラン・J・レヴィ
* 61. 死者のギャンブル(A Bird in the Hand...、(タイン・デイリー) vs コロンボ) 監督:ヴィンセント・マケヴィティ
* 62. 恋におちたコロンボ(It's All In The Game、([[フェイ・ダナウェイ]]) vs コロンボ) 監督:ヴィンセント・マケヴィティ
* 63. 4時02分の銃声(Butterfly In Shades Of Grey、([[ウィリアム・シャトナー]]) vs コロンボ) 監督: デニス・デューガン
* 64. 死を呼ぶジグソー(Undercover、(エド・ベグリー・Jr) vs コロンボ) 監督: ヴィンセント・マケヴィティ
* 65. 奇妙な助っ人(Strange Bedfellows、(ジョージ・ウェント) vs コロンボ) 監督:ヴィンセント・マケヴィティ
* 66. 殺意の斬れ味(A Trace of Murder、(バリー・コービン) vs コロンボ) 監督:ヴィンセント・マケヴィティ
* 67. 復讐を抱いて眠れ葬儀屋(パトリック・マクグーハン) vs コロンボ) 監督:パトリック・マクグーハン
68. 奪われた旋律 作曲家 ビリー・コノリー 監督: パトリック・マクグーハン
69. 殺意のナイトクラブ

コロンボ
刑事コロンボ
01 殺人処方箋
02 死者の身代金
03 構想の死角
04 指輪の爪あと
05 ホリスター将軍のコレクション
06 二枚のドガの絵
07 もう一つの鍵
08 死の方程式
09 パイルD-3の壁
10 黒のエチュード
11 悪の温室
12 アリバイのダイヤル
13 ロンドンの傘
14 偶像のレクイエム
15 溶ける糸
16 断たれた音
17 二つの顔
18 毒のある花
19 別れのワイン
20 野望の果て
21 意識の下の映像
22 第三の終章
23 愛情の計算
24 白鳥の歌
25 権力の墓穴
26 自縛の紐
27 逆転の構図
28 祝砲の挽歌
29 歌声の消えた海
30 ビデオテープの証言
31 5時30分の目撃者
32 忘れられたスター
33 ハッサン・サラーの反逆
34 仮面の男
35 闘牛士の栄光
36 魔術師の幻想
37 さらば提督
38 ルーサン警部の犯罪
39 黄金のバックル
40 殺しの序曲
41 死者のメッセージ
42 美食の報酬
43 秒読みの殺人
44 攻撃命令
45 策謀の結末
刑事コロンボ
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